2012年5月30日水曜日

プレイエルの特徴

プレイエルの特徴

19世紀前半、ピアノの詩人ショパンと
カミーユ・プレイエルの出会いは、
プレイエル・ピアノの響きに繊細さをもたらした。
その伝統は、フランス随一のピアノ・メーカーとなった
今でも伝えられている。

プレイエルの最大の魅力は、軽いタッチと歌うように伸びやかな音にある。
それは、響板と響棒の特殊な構造、雑音を抑える「鼠鉄鋳」といった
プレイエル伝統の技術に支えられている。


21世紀の新たなコンサート・グランドとして発表されたモデルP-280は、
ドイツの老舗メーカーシュタイングレーバー&ゼーネ社の優れた技術者たちと
フランスの歴史ピアノ修復家A.ルディエの協力を得て製作された。
これは、プレイエルが19世紀末に製作した最良のピアノの基本が活かしつつ、
最新の技術研究の成果が盛り込まれた逸品である。
色彩感あふれる音色、持続する音、
そして19世紀末のプレイエル・ピアノならではの柔らかな響き、
「2世紀にわたる伝統と知識を1台のピアノに集約した」
新しいプレイエルの顔となっている。