2012年5月31日木曜日

ピアニストとは?1

ピアニストとは?

お客様に音楽を届ける仕事
ピアニストとは、ピアノという楽器を使って素晴らしい作品を
お客様の前で演奏する職業です。
ソロのリサイタルをはじめ、オーケストラと協奏曲を演奏するもの、
室内楽のメンバーとして参加するもの、
さまざまな形のコンサートがあります。
演奏する作品はいろいろな時代のものですが、
基本的に、作曲家が書いた楽譜というものが存在しています。
楽譜を読み、その音楽を自分(ピアニスト)という
フィルターを通して、表現していく。
そこに集う聴衆へ、現在に生きている自分が何をどう表現するか。
そういったことを追及し、実現していく。


けっして、作曲家が考えたことや意図したことを、
そのまま再現しようとするわけではありません。
作曲家の意図は謙虚に探りますが、演奏家は作曲家にはなれないわけです。
楽譜という一種の聖書のような、暗号のようなものを自分なりに読み、
解釈して、生きた音として立ち上らせる。
それがピアニストの仕事です。
そのために、自分が作り出したい音を充分に表現するための
テクニックが不可欠になり、そこにはもちろん感性が
結びついていなくてはなりません。
またコンサートで弾く場合には、演奏者とお客様との
コミュニケーションも大切です。